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【PDF版】血行促進・疲労回復アイテムのノウハウ<2023年版>
【PDF版】血行促進・疲労回復アイテムのノウハウ<2023年版>
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▶概要
1. A社の疲労回復パジャマは、温熱用パックとしてクラスⅠ医療機器登録し
て疲労回復や血行促進を訴求するという手法で世間を「アッ」と言わせ
ました。
しかし、その後「温熱パック」を転用しているのではないかという疑問
が生じ、結局この手法は「終息」することになり、代わって「家庭用遠
赤外線血行促進用衣」という新しい医療機器カテゴリーが誕生しまし
た。ただ、これはクラスⅠにもかかわらず要求水準が高く、正面から攻
めたのでは「到底無理」という状況です。
2. そこで、このテキストでは「家庭用遠赤外線血行促進用衣」に関する規
制を説明した上で「到底無理」を打破するにはどうしたらよいかをレク
チャーしています。
3. また、A社の「終息」を示した令和4年12月14日通知と同日に発出された
「血行促進」に関する令和4年12月14日通知では「着用」と言えるもの
で、遠赤外線ないし自己の体温で「血行促進」が図れるものは医療機器
登録しなくても「血行促進」をうたってよいと、不思議な規制緩和が示
されています。
4. さらにHAPI(日本ホームヘルス機器協会)には「健康増進機器」と
いう医療機器の一歩手前のような認定制度がありますが、「温熱用パッ
ク」の転用を実践されていたB社が「家庭用遠赤外線血行促進用衣」の
対象(これは上腕部ないし、大腿部を包み込む衣類)とはならない遠赤
外線を放射する「マットレス」に関し、この認定を取得し、「疲労から
のリカバリー」が言えるようになっています。
5. 今後は遠赤外線商品に関し
① 「上腕部ないし大腿部を包み込む衣類」は「家庭用遠赤外線血行促進
用衣」で「血行促進・疲労回復・コリ緩和」を訴求し、
② ①には該当しないが「着用」と言えるものには令和4年12月14日通
知に基づき「血行促進」を訴求し、
➂ 「着用」とも言えないマットレスのようなものは「健康増進機器」
制度により「疲労回復からのリカバリー」を訴求するというマー
ケティングが注目されます。
▶項目
はじめに
Part1. 全体像
Ⅰ. 温熱パックの転用禁止
Ⅱ. 家庭用遠赤外線血行促進用衣
Ⅲ. 遠赤外線を輻射する衣類等
Ⅳ. まとめ
Part2. 家庭用遠赤外線血行促進用衣
Ⅰ. 自主基準
Ⅱ. ポイント解説
Part3. 健康増進機器
Ⅰ. 健康増進機器とは
Ⅱ. A.A.THミドルクロス(オンヨネ社)
▶本書のレイアウト
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